蹴球魂!!!!
口々にそう言う彼女たちは、全員彼氏持ち。

彼氏のいない子たちは、へぇ…と相槌を打ちながら話を聞いていた。


「円、今日行けば??」

「は??行くって…何の事??」

「話の流れ的にもわかるでしょ。デートだよ」


ニコッと笑う胡桃。

その笑顔は凄くかわいくてキラキラしてて…。

そんな彼女は、謎の言葉を発した。


「デートって…今日部活だよ??休んでまで行けって事??」


そうまでして行くものなのかな??


「実はね??…今日OFFなんだよ♪」

え。

「「円やったじゃーん!!行っといでよー!!!!」」


嘘でしょ!?

だって俊介も飛鳥も、連絡聞いてきてないもん!!!!


「まーちん、くーちん、今日OFFだってー♪」

「え"」

「了解☆ありがとねっ」


俊介は用事だけ伝えて、今度は晃汰と飛鳥の元へ向かっていった。

きっと言う内容は、同じ。


今日OFFって…。

嬉しいんだか何なんだか、わかんないよ…。


そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら時は流れていき、いつの間にか放課後になっていた。


「円」

ードキンッ


「なっ、何れすか!?」

噛んだ…!!緊張しすぎだよ、あたし!!!!
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