蹴球魂!!!!
ーピピッ
先輩のホイッスルの音に、規則的に動いていたボールがピタッと止まる。
結局、音が聞こえるまでその2人のリフティングは途切れる事がなかった。
あたし…こんな人たちと闘ってるんだ。
…やばい。不安になってきた……。
「次のペア準備して!!」
「あ、はい!!…ほら円ちゃん、行くよ!!」
「…ん」
ードクン ドクン
うるさいぐらいに心臓の音がする。
周りの音が聞こえなくなるぐらいの心臓の音に、なんか余計に緊張してしまう。
前に比べれば出来るようになったリフティング。
でも、そうとは言え…先輩たちみたいに、あんな長い時間、リフティングを続けられた事は1度もない。
しかもあの時に佐伯くんに勝って以来…あんまり練習してなかったかも。
って!!
「それじゃ駄目じゃん!!!!」
「「え??」」
あたしに集まる視線。うわ、やらかした…。
「な、なんでもないですー」
これ以上注目されたら、あたしの下手さが際立っちゃうじゃん!!
「まぁとにかく始めるぞ」
「「はい!!」」
グラウンドにあたしと佐伯くんの声が響く。
集中集中…!!
ここでミスしたら、スタメンなんて夢のまた夢だよ、あたし!!!!
先輩のホイッスルの音に、規則的に動いていたボールがピタッと止まる。
結局、音が聞こえるまでその2人のリフティングは途切れる事がなかった。
あたし…こんな人たちと闘ってるんだ。
…やばい。不安になってきた……。
「次のペア準備して!!」
「あ、はい!!…ほら円ちゃん、行くよ!!」
「…ん」
ードクン ドクン
うるさいぐらいに心臓の音がする。
周りの音が聞こえなくなるぐらいの心臓の音に、なんか余計に緊張してしまう。
前に比べれば出来るようになったリフティング。
でも、そうとは言え…先輩たちみたいに、あんな長い時間、リフティングを続けられた事は1度もない。
しかもあの時に佐伯くんに勝って以来…あんまり練習してなかったかも。
って!!
「それじゃ駄目じゃん!!!!」
「「え??」」
あたしに集まる視線。うわ、やらかした…。
「な、なんでもないですー」
これ以上注目されたら、あたしの下手さが際立っちゃうじゃん!!
「まぁとにかく始めるぞ」
「「はい!!」」
グラウンドにあたしと佐伯くんの声が響く。
集中集中…!!
ここでミスしたら、スタメンなんて夢のまた夢だよ、あたし!!!!