蹴球魂!!!!
Game58
「いやー、いきなり抜けて悪い!!」
ペコペコと頭を下げながら部室に入ってくる部長。
その姿に、あたしの心臓はまたドキドキし出した。
「今いる所にそのまま座って!!続き発表するから」
部長の言葉に、その場に座り出す部員たち。
あたしの右隣には俊介、左隣には飛鳥、後ろには晃汰が、それぞれ腰を下ろした。
3人に囲まれたあたしは、何だかんだで愛されてるんだなぁ…なんて、変な事を考えてしまった。
「じゃあ…改めてリザーブから」
ービクンッ
あたしの肩が、敏感に反応する。
やばい…やっぱり不安だよ……。
“よーい… ピッ”
メンバー決めのためのリフティング。
昔は凄く苦手で、数えるほどしか出来なかった。
リフティングなんか…大っ嫌いだったし。
だけど、勝ちたくて…上手くなりたくて、誰よりも練習した。
暇さえあれば外に出てリフティングしたり、出来るだけボールに触れるようにしたり。
筋トレだけじゃなくて、バランスも鍛えるようにした。
“円ちゃん!!もうリフティング止めていいよ!!”
その努力が実を結んだのか、この前のリフティング練習の日には、先輩に止められるまで、ずっとミスなくリフティングする事が出来た。
凄く嬉しくて、努力は人を裏切らないって本当だなって思ったもん。
そう。
“努力は人を裏切らない”…。
選ばれなかったら、それはあたしの努力が足りなかったせい。
…そうやって考えたら、ちょっと心が軽くなったかも!!
ペコペコと頭を下げながら部室に入ってくる部長。
その姿に、あたしの心臓はまたドキドキし出した。
「今いる所にそのまま座って!!続き発表するから」
部長の言葉に、その場に座り出す部員たち。
あたしの右隣には俊介、左隣には飛鳥、後ろには晃汰が、それぞれ腰を下ろした。
3人に囲まれたあたしは、何だかんだで愛されてるんだなぁ…なんて、変な事を考えてしまった。
「じゃあ…改めてリザーブから」
ービクンッ
あたしの肩が、敏感に反応する。
やばい…やっぱり不安だよ……。
“よーい… ピッ”
メンバー決めのためのリフティング。
昔は凄く苦手で、数えるほどしか出来なかった。
リフティングなんか…大っ嫌いだったし。
だけど、勝ちたくて…上手くなりたくて、誰よりも練習した。
暇さえあれば外に出てリフティングしたり、出来るだけボールに触れるようにしたり。
筋トレだけじゃなくて、バランスも鍛えるようにした。
“円ちゃん!!もうリフティング止めていいよ!!”
その努力が実を結んだのか、この前のリフティング練習の日には、先輩に止められるまで、ずっとミスなくリフティングする事が出来た。
凄く嬉しくて、努力は人を裏切らないって本当だなって思ったもん。
そう。
“努力は人を裏切らない”…。
選ばれなかったら、それはあたしの努力が足りなかったせい。
…そうやって考えたら、ちょっと心が軽くなったかも!!