蹴球魂!!!!
「円ー!!」


そう叫びながらやって来たのは飛鳥くん。


「飛鳥くん。どーしたの??」

「あ!!“くん”ってつけるなー!!!!」


…んな無茶な。


「じゃあ、飛鳥。どーしたの??」

「今日、一緒に帰んねぇ!?」

「いーよー」


別に、一緒に帰る人もいないし。

そうしてあたしは、飛鳥と一緒に下駄箱を出た。


「ダンス部来てくださーい!!」

「野球部で一緒に甲子園目指しませんかー!?」

「吹奏楽部、未経験者でも大歓迎でーす!!」


下駄箱を出ると、物凄い部活勧誘。

今からもう勧誘するんだ…


「円って、何部入んの?」

「んー??想像にお任せしまーす」

「いや、想像って言われても。」


そうこうしているうちに、あたしは様々な部活の勧誘チラシをくぐり抜けて、入るって決めてた部活へ。


部活紹介によると…

良かった。女子もいるんだね!!!!


「すいませーん」

あたしは、ゆっくりと足を踏み入れた。



“サッカー部”
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