蹴球魂!!!!
「ちょっと待った」

「あ"??」

「いや怒らないで怒らないで!!」

「とりあえず…俊介、何??」

「あのさ??ここはまーちんが謝る所だったんじゃない??」

「「……はい??」」


なんであたしが謝るの??

どういう事??


わけがわからずに首を傾げていたら、俊介が力説し出した。


「まず、なんでまーちんに遠慮したんだろう??」

「「あの…意味不明なんですが」」

「そっから間違えたよね!?」

「「……。」」


ど、どうしよう。俊介が壊れた!!!!


「まーちんより俺の方が、晃ちんの事好きだし!!!!」

「「え」」


にっこり笑う俊介。

サーッと青ざめる晃汰。

笑いを必死に堪えるあたし。


って、どんな力説!?


「そうだったよね!?晃ちんは俺のも「黙れホモ」」


…ねぇ、他人のフリしてもいいですか??

凄ーく恥ずかしいんですけどっ!!!!


そうやってわいわい騒ぎながら3人で歩く帰り道。


いつも以上にテンションの高い俊介がちょっと気になったけど…何かあったのかな!?

明日にでも聞いてみよう♪


そう思いながら、あたしは深い眠りへと引き込まれていった。
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