蹴球魂!!!!
Game65
マラソン大会も無事…じゃないけど終わって、またいつもの日々が戻ってきて…。
いつも通りの、何でもない今日。
「あー…」
「信じらんねぇ…」
「晃ちんに同意ー」
「そんなに時間ないの…??」
いつもの帰りの電車。
いつもの4人。
“いつも”じゃないのはたった1つ。
「「あと1週間って…」」
そう。
ついに地区予選まであと1週間となっていた。
来る日も来る日も、今までよりも早く起きて、2つのお弁当と大きな水筒をカバンにつめて。
最寄り駅までの道のりを、全速力で走る。
朝練から走って、授業中はウトウトしながら必死にノートを取る。
午後の練習も、夜練も、ただ無心になってボールを追いかけて。
家に帰ったらすぐに寝る。
それを、ただずっと繰り返していた。
まさかこんなに地区予選が迫ってるなんて…。
そんな実感、全然なかったのに。
心構えも全然してなくて、ただ練習メニューをこなしていた。
「「結局俺らはリザーブかぁ…」」
そう呟く飛鳥と俊介。
2人だけじゃなく、リザーブとして大会メンバーに入った人たちは、誰1人としてスタメン入りする事はなかった。
「ま、同じポジションの誰かが怪我すりゃ出れるんだろうからいいじゃん??」
「晃汰っ!!そういう不吉な事言わないの!!!!」
「「まぁ…何だかんだでそうなってほしいんだけどねー」」
「ほら。結局は自分が試合に出る事が最優先なんだって」
いつも通りの、何でもない今日。
「あー…」
「信じらんねぇ…」
「晃ちんに同意ー」
「そんなに時間ないの…??」
いつもの帰りの電車。
いつもの4人。
“いつも”じゃないのはたった1つ。
「「あと1週間って…」」
そう。
ついに地区予選まであと1週間となっていた。
来る日も来る日も、今までよりも早く起きて、2つのお弁当と大きな水筒をカバンにつめて。
最寄り駅までの道のりを、全速力で走る。
朝練から走って、授業中はウトウトしながら必死にノートを取る。
午後の練習も、夜練も、ただ無心になってボールを追いかけて。
家に帰ったらすぐに寝る。
それを、ただずっと繰り返していた。
まさかこんなに地区予選が迫ってるなんて…。
そんな実感、全然なかったのに。
心構えも全然してなくて、ただ練習メニューをこなしていた。
「「結局俺らはリザーブかぁ…」」
そう呟く飛鳥と俊介。
2人だけじゃなく、リザーブとして大会メンバーに入った人たちは、誰1人としてスタメン入りする事はなかった。
「ま、同じポジションの誰かが怪我すりゃ出れるんだろうからいいじゃん??」
「晃汰っ!!そういう不吉な事言わないの!!!!」
「「まぁ…何だかんだでそうなってほしいんだけどねー」」
「ほら。結局は自分が試合に出る事が最優先なんだって」