蹴球魂!!!!
「え…やばい…ですかね??」

「んー…しばらく安静にしてたほうがいいかもねぇー」

「えぇー!?」


そんなぁ…せっかく隣高に勝てたのに…部活停止って!!

有り得ないよー…。


「まあまあ。まだ落胆しないでくれよ」

「…へ??」


…どういう事??


「意味わからない、って顔してるな」

「あ、ついつい☆」

「ったく。俺の手にかかれば、それぐらい何ともねぇよ!!」

「本当すかー!?!?」


っていう事は、部活…休まずに済むんだよねっ??

よかったぁ…。


それから、テーピングやら包帯やらで硬ぁーく固定されたあたしの足首は、凄い重傷者みたいになっていた。


「あ、そうだ。先生ー??」

「んー??どうした??」


あたしは、足を固定されながら、この変な感情の事とかを話した。


「それは…俺が思うに、円ちゃんは、その何とかくんに惚れかけてると思う」

「え…??」


嘘、嘘だ…。


「円ちゃんが実際にどう思ってるかはしらないけど、俺はそうだと思うよ!?」


……“惚れかけてる”??

あたしが??あの、ロクに話した事の無い(←避けられてると思っちゃう)人ぐらいしかいない、あのクラスで??


…晃汰、に??



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