蹴球魂!!!!
晃汰はいつでも無愛想で、初めはこんな奴とサッカー出来るはずがない!!って思ってた。

だけどだんだん優しい所が見えてきて、気付けば好きになってた。

常にサッカーに対してまっすぐで全力で。

その力強さに何度も引っ張られた。


このメンバーで、行くんだ。

絶対に、あのピッチに。


「晃汰っ!!!!」

「おう!!!!」

「こっちこっち!!!!」


青い空の下、駆け回る22人の選手たち。


さすがに決勝…。

なかなかゴールに繋がらない!!


だけど、それを楽しんでるあたしもいたり…☆


「円ちゃん」

「はい??」

「飛鳥がつらくなんねぇように、出来るだけ攻め重視で行ける??」

「あ、了解ですっ」

「そう言ってくれると助かる♪飛鳥、痛くても無理する奴だしな」

「そうですよねー!!」


大きなハンデを背負った飛鳥。

だけど飛鳥だって同じサッカー選手。

“少しでも長くピッチにいたい”って思うのは当たり前。


「円、行くぞ??絶対俺らで点取ろうぜ」

「晃汰…かっこいい事言うじゃん??」

「当然」

「ぶふっ…!!!!」

「お前なぁ…」


だってそんな無愛想すぎる顔でそんな自信満々に言われても!!

面白いだけじゃないか!!笑
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