蹴球魂!!!!
「お、レディースが来た!!」
「「フゥー!!!!」」
「「よっ、べっぴんさん!!!!」」
…え。
「俊介、もしかして皆もう出来上がってんの??」
「んー、簡単に言うと、そーゆー事??」
「うわ…唯斗も一緒になってるし。見たくない……」
胡桃が目を背けた唯斗先輩は、まるで酔っ払ったかのように真っ赤な顔で騒いでいた。
「ひィっく……あー…テステスーぅっ」
完全に雰囲気に酔ったであろう大輔先輩の緊張感のない声がマイクを伝って響き渡る。
その声はしょーもないのに、部員はスッと静かになる。
うん、こういう時の切り替えの早さは相変わらず凄い。
「っく…えと、まずは皆、お疲れさんっした!!!!」
「「フゥー!!!!」」
あ、やっぱり悪ノリするんだ。
「えー、ここまで来るのに、本当に色々あった。」
急に真面目になった大輔先輩に、部屋の空気がピンと張り詰める。
その空気はまるで試合前のようで、誰もがまっすぐな眼差しで大輔先輩を見つめていた。
「初戦で隣校とぶつかって、飛鳥の怪我が全員にバレて、正GKの井森が怪我して、代わりに俊介が入って…」
飛鳥は隠してた怪我がバレた後も、無理言って試合に出た。
…ここまで何もなくて、本当によかった。
俊介も急に交代になって、だけどそれをチャンスだって言って、ゴールを無失点で守った。
「これだけじゃない。毎試合毎試合、レギュラーはもちろんだけど、リザーブもマネージャーも、皆が頑張った。」
そう、頑張ったのはあたしたちだけじゃなくて皆なんだ。
「全員で全試合を戦って、勝ってきた」
大輔先輩…。
「今日は、そんな全員で勝ち取った全国への道を進むために、たくさん飲んでたくさん食おう!!!!」
「「おう!!!!」」
「俺ら最強!!!!乾杯ー!!!!」
「「フゥー!!!!!!!!」」
結局悪ノリで乾杯しちゃったけど、大輔先輩の言葉には本当に感動した。
あたし、この先輩の元でプレー出来てよかった。
普段はちょっと抜けてる人だけど、本当に凄い人だ。
「「フゥー!!!!」」
「「よっ、べっぴんさん!!!!」」
…え。
「俊介、もしかして皆もう出来上がってんの??」
「んー、簡単に言うと、そーゆー事??」
「うわ…唯斗も一緒になってるし。見たくない……」
胡桃が目を背けた唯斗先輩は、まるで酔っ払ったかのように真っ赤な顔で騒いでいた。
「ひィっく……あー…テステスーぅっ」
完全に雰囲気に酔ったであろう大輔先輩の緊張感のない声がマイクを伝って響き渡る。
その声はしょーもないのに、部員はスッと静かになる。
うん、こういう時の切り替えの早さは相変わらず凄い。
「っく…えと、まずは皆、お疲れさんっした!!!!」
「「フゥー!!!!」」
あ、やっぱり悪ノリするんだ。
「えー、ここまで来るのに、本当に色々あった。」
急に真面目になった大輔先輩に、部屋の空気がピンと張り詰める。
その空気はまるで試合前のようで、誰もがまっすぐな眼差しで大輔先輩を見つめていた。
「初戦で隣校とぶつかって、飛鳥の怪我が全員にバレて、正GKの井森が怪我して、代わりに俊介が入って…」
飛鳥は隠してた怪我がバレた後も、無理言って試合に出た。
…ここまで何もなくて、本当によかった。
俊介も急に交代になって、だけどそれをチャンスだって言って、ゴールを無失点で守った。
「これだけじゃない。毎試合毎試合、レギュラーはもちろんだけど、リザーブもマネージャーも、皆が頑張った。」
そう、頑張ったのはあたしたちだけじゃなくて皆なんだ。
「全員で全試合を戦って、勝ってきた」
大輔先輩…。
「今日は、そんな全員で勝ち取った全国への道を進むために、たくさん飲んでたくさん食おう!!!!」
「「おう!!!!」」
「俺ら最強!!!!乾杯ー!!!!」
「「フゥー!!!!!!!!」」
結局悪ノリで乾杯しちゃったけど、大輔先輩の言葉には本当に感動した。
あたし、この先輩の元でプレー出来てよかった。
普段はちょっと抜けてる人だけど、本当に凄い人だ。