蹴球魂!!!!
そんなメイドさんはあたしを見てニッコリ笑いながら言う。

「皆様よく眠っておられますね♪」


「本当ですね☆」

ってあたしもつられてニッコリ。


いやいやいや、そーでなくて!!!!


「あの…」

「ご心配なさらないでください。こうなる事を予測して、皆様の寝室をご用意させていただきました♪」

「え」


それはつまり、泊まってけって事??

え、ここに??飛鳥の家に??


「ご家族の方にご許可はいただいておりますので、案内してお眠りください」


メイドさんはそう言って、この部屋に何枚もの布団を敷きはじめた。

あー、ここで部員全員で雑魚寝するのね。


「押忍!!失礼します!!」

「へ…!?」


そこに現れたのは、体格のよろしい男の人。


「あら田中さん、早かったのね。助かります」

「いえ、自分は飛鳥様のためなら何でも致しますので」

飛鳥…様!?

「さすが専属SPでございますわ♪」

せせせせ…専属SP!?!?


あー目眩がする。

てゆーか飛鳥パパはどんな仕事してんの!?

お金持ちにも程があるよ!?


敷かれた布団に部員全員が運ばれて、1ヶ所だけ空いている所に寝るようにSPさんに促されて、それに従う。


「え」

と、隣…晃汰ぁぁぁ!?!?
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