蹴球魂!!!!
Game78
「飛鳥、1年生の人数数えて」
「はい」
大輔先輩に言われて、1年生の人数を数える飛鳥。
「先輩、1年全員います!!」
「おし、じゃあ皆行くぞ!!」
今日は次の対戦相手の試合を見に来た。
何てったって次の相手は去年準優勝した学校。
今日の試合は無名の学校とその学校との試合だから、結果はわかりきってるんだけど…やっぱりプレーを生で見ないとね!!
「「ワァァァッ…!!!!」」
観客席へ着くと、すでに盛り上がっている去年準優勝校の応援団。
やっぱり違うなぁ。
「円、あっち見てみ??」
晃汰の指差す先は、反対側の観客席…無名校の応援団。
シーンと静まり返って、誰もピッチを見ていない。
うわぁ…こんな中で選手たちはプレーするの??
「誰も応援しようとしてないね…」
「違ぇよ馬鹿」
「え」
違う??どーゆー事??
「あっちの高校の10番」
晃汰が指差した10番を見ると、1人でひたすらシュート練をしていた。
だけど…。
「1回もゴールに入ってないよ??」
それの何を見ろと??
「…はぁー」
「え、ため息っすか!?」
晃汰は“呆れた”とでも言うかのような顔でじろっとあたしの目を見つめた。
え??え…え、えぇ!?
「わざと、だよ」
「わざとってどーゆー事??わざと外してるの??」
「あぁ、それも必ずポストにだけ当ててる」
「っ!?!?」
「はい」
大輔先輩に言われて、1年生の人数を数える飛鳥。
「先輩、1年全員います!!」
「おし、じゃあ皆行くぞ!!」
今日は次の対戦相手の試合を見に来た。
何てったって次の相手は去年準優勝した学校。
今日の試合は無名の学校とその学校との試合だから、結果はわかりきってるんだけど…やっぱりプレーを生で見ないとね!!
「「ワァァァッ…!!!!」」
観客席へ着くと、すでに盛り上がっている去年準優勝校の応援団。
やっぱり違うなぁ。
「円、あっち見てみ??」
晃汰の指差す先は、反対側の観客席…無名校の応援団。
シーンと静まり返って、誰もピッチを見ていない。
うわぁ…こんな中で選手たちはプレーするの??
「誰も応援しようとしてないね…」
「違ぇよ馬鹿」
「え」
違う??どーゆー事??
「あっちの高校の10番」
晃汰が指差した10番を見ると、1人でひたすらシュート練をしていた。
だけど…。
「1回もゴールに入ってないよ??」
それの何を見ろと??
「…はぁー」
「え、ため息っすか!?」
晃汰は“呆れた”とでも言うかのような顔でじろっとあたしの目を見つめた。
え??え…え、えぇ!?
「わざと、だよ」
「わざとってどーゆー事??わざと外してるの??」
「あぁ、それも必ずポストにだけ当ててる」
「っ!?!?」