蹴球魂!!!!
吹奏楽部の演奏と共に退場して、体育祭は幕を閉じた。


「皆…お疲れ様ーっ!!!!」

「「いぇぇぇいっっっ!!!!」」


俊介の言葉に、クラス皆が歓喜の声を上げる。


優勝カップは、見事な逆転勝ちをした晃汰の腕の中にある。

「晃汰さすがー!!」

「浜口くん、かっこよかったー!!」

そんな、いつもなら“うるさい”って言うような皆の言葉を受けても…。


「…さんきゅ」

晃汰は、嬉しそうに笑って答えた。


「明日は休日だし、打ち上げやんねぇ!?」

そう言い出したのは飛鳥。


「「賛成ーっ!!!!」」

そんな飛鳥の言葉に、クラス全員が賛成した。


「お前、行く??」

「行くって…打ち上げの事??」

「ああ」

「行くよ??もしかして晃汰…行かないの!?」


ーバッ!!


あたしの声に、皆が振り向く。

…声、デカすぎた??汗


「うるせーよ!!しかも、誰も行かないなんて言ってねぇし」

「あり??すいませーん」


どうやら晃汰も参加するみたいだしっ♪全員参加出来そうでよかった!!


「じゃあ、明日の昼1時に正門前に集合ー☆」

「「りょーかーい!!」」


明日かぁ…楽しみっ!!!!
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