蹴球魂!!!!
改めて見ると、晃汰の顔は割と整ってて…割と、イケメンの部類に属される顔をしている。

性格が良ければ、きっとモテてたんだろうなぁ…。


「何??」

「ぅえっ!?べべべべ…別にぃっ!?!?」

「…キモい声出すなよ」

「う…うるさーい」


気付けばあたしは、晃汰の事をまじまじと見つめていて…。

いつものように、ムカつく言葉を吐かれた。


「ん、今日はこっち」

晃汰がぶっきらぼうに差し出してきたのは、古典のノート。

とことん国語が出来ないのね…。


「…ってわけ!!」

「ふーん。じゃあ次はお前。今日もまた数学??」

「いや、今日は物理を……」

「別に何でもいいけど…どれ??」


何でもいいなんて…さすがだなぁ…。汗


「じゃーな」

勉強を終えて、昨日と同じように、晃汰の家を出る。


振り返れば、そこにあるのは現実離れしたデカさの晃汰の家。


さっきまで立ってた所に、晃汰の姿はもうなくて…。

って!!入るの早すぎ!!!!


電車に揺られて、2駅離れた最寄り駅へ向かう。

割と近い、あたしと晃汰の家。


ートクン

駄目だ…。さっきまで一緒にいたのに、もう会いたくなってる。


もうテストまで残りあとわずかなんだから、頑張らなきゃ!!!!

せっかく晃汰に教えてもらってる数学、いい点取って晃汰に自慢してやりたい☆笑


あと数日、頑張るぞーっ!!!!
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