蹴球魂!!!!
「もう何でもいいよ…」

抵抗しても無駄そうだし。

「やった☆じゃあ次、飛鳥ね??……何がいい??」


ードクン

飛鳥…が、あたしのほうをチラッと見た。


その目に宿る光は鋭くて、あたしは金縛りにあったように動けなくなった。


「別に…何でもいーよ♪俊介に任せる!!」

「えぇ!?じゃあ……森ちん♪」


…ん??


「「どっから森が出てくんの!?」」

あ…やばい。ハモっちゃった。汗

焦りつつ、俊介の顔を見ると、キョトンとした表情で首を傾げていた。

「そんなの…森山 飛鳥の“森”に決まってんじゃん☆」


……。


「「……ぶっ!!!!」」

いつの間にか戻ってきてた胡桃を交えて、あたしたちは大爆笑!!!!

普通、名字から取らないでしょ!!!!


「じゃあ俺、今日から3人の事、そーやって呼ぶから♪」

「田原くーん」

「あ、はーい!!」


俊介…面白すぎっ!!!!


「浜口くーん」

「はい」


晃汰も呼ばれた。一緒に勉強した時、結構国語出来てなかったけど…大丈夫かな??

って、あたしもあたしで、だいぶやばいんだけどね…。


「森山くーん」

「はい」


これで、いつものメンバー全員のテストが返却された。
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