あなたの思いは何ですか?
「――――――で

 昨日はどうしたんですか?

 目もそんなに腫れて」


うっ

水姫さんは痛いトコつくな~


「えっとですね・・・」


私は昨日の事を全て話した

でも何故だかもう涙は流れなかった


「結局全部私が悪いんです

 彰君を傷つけたのも

 自分のフラフラした気持ちのせい

 きっとこれが恋なんだって自分に押し付けてた

 ホントの恋なんて知らない私が・・・」


自分ホント何してるんだろ・・・

・・・・え?


「・・・・先生?」


何で先生が辛そうな顔をするの?

何で先生が悲しそうな顔をするの?


「せんせ・・・・」


「今は先生じゃない!!」


あ・・・・


「す・・・すみません!!
 
 今のは忘れてください

 ただの八つ当たりです・・・・

 すみません・・・・・」


「・・・・水姫・・・」


ってえぇ!?

何自分呼び捨てで呼んじゃってるの!?

いや、怒らせたのは私なんだけど・・・?

口からなんとな~く・・・


「もう我慢できません・・・・・」


・・・・・・え?

な・・何で私抱きしめられてるの?

もう我慢できないって何が!?


「ちょ・・・み・・・・・水姫・・・?」


そしたら水姫は我に返ったように

私を突き放した


「・・・これじゃぁ先生失格ですね・・」


今・・・何て?


「すみません、帰ります」


「ちょっ・・・ちょっと待っ・・・・」


「触らないでください!」


それは拒絶のように私を突き放した一言だった





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