あなたの思いは何ですか?
「すみません!・・・蒼井水姫の病室はどこですか!?」
病院へ全力疾走したから
やっぱり息切れはすごくて
でも整える時間もなくて
私はすぐに看護師に聞いた
「えーっと、203号室ですね・・・」
203・・・203・・・
忘れないように
何度も何度も口ずさむ
階段をいっきに駆け上がり
廊下を走る
203・・・・・・
あった!
「先生!」
そこには腕に点滴用の注射針
頭には包帯を巻いた先生がベッドに座っていた
「先生・・・・・
ごめんなさい!
私のせいで・・・」
ただ誤ることしかできない!
ちゃんと先生の顔見れないし・・・
私はどう償えばいいんだろう・・・
「アナタは誰ですか?」
・・・・・・・え?
何・・・・言ってるの?
先生・・・冗談キツイな
笑えないよ・・・
「先生?」
「部屋を間違われたのでは?」
急に視界が回り
足が浮いてるような感覚に陥る
声が・・・でない
その代わりに出てくるモノは冷たい雫
「どうなされたんですか?」
先生は何も分からないといった表情で私を見る
でも先生は先生で水姫で・・・
もう何も考えられなかった
「私だよ・・・千咲だよ?
ねぇ、水姫!!」
でも水姫は・・・
水姫は・・・・・
「すみません
アナタは誰か・・・・分からないんです」
*
病院へ全力疾走したから
やっぱり息切れはすごくて
でも整える時間もなくて
私はすぐに看護師に聞いた
「えーっと、203号室ですね・・・」
203・・・203・・・
忘れないように
何度も何度も口ずさむ
階段をいっきに駆け上がり
廊下を走る
203・・・・・・
あった!
「先生!」
そこには腕に点滴用の注射針
頭には包帯を巻いた先生がベッドに座っていた
「先生・・・・・
ごめんなさい!
私のせいで・・・」
ただ誤ることしかできない!
ちゃんと先生の顔見れないし・・・
私はどう償えばいいんだろう・・・
「アナタは誰ですか?」
・・・・・・・え?
何・・・・言ってるの?
先生・・・冗談キツイな
笑えないよ・・・
「先生?」
「部屋を間違われたのでは?」
急に視界が回り
足が浮いてるような感覚に陥る
声が・・・でない
その代わりに出てくるモノは冷たい雫
「どうなされたんですか?」
先生は何も分からないといった表情で私を見る
でも先生は先生で水姫で・・・
もう何も考えられなかった
「私だよ・・・千咲だよ?
ねぇ、水姫!!」
でも水姫は・・・
水姫は・・・・・
「すみません
アナタは誰か・・・・分からないんです」
*