あなたの思いは何ですか?
「ただいま~」


「お帰り」


水姫が「お帰り」って

言ってくれない事は分かってたけど

やっぱりそうなると寂しい

お母さんには水姫の事は言ってあるけど

洸太郎の事は言ってなった


「お母さん、み・・・先生の事は

 昨日言ったよね・・・?

 だからその代わりに先生の友達の

 洸太郎さんって言う人が変わりにくるの」


説明すると

お母さんは頑張りなさいよと言っただけで

すんなりと受け入れていた


ピンポーン


インターフォンが鳴る


「は~いっ」


ドアの鍵を開けに行く


「こんにちわ」


・・・・誰?

そこには黒髪のかっこいい

(でもやっぱり水姫の方がかっこいいけど)

人が立っていた


「貴方が水姫君のお友達?」


うわっ

お母さん!

違うよこんなちゃんとした人じゃ・・・


「はい、初めまして

 星月洸太郎です」


・・・・・はい?

誰だって?

アレ・・・?

もう耳が遠くなっちゃったかな・・・?


「いつも水姫がお世話になってます」


「いぇそんな!

 お世話になってるのはこちらですよ」


なんか楽しそうに喋ってるんだけど・・・


「それじゃお上がりになって」


いやいや

お母さん知らない人を上げちゃダメなんだよ・・・?

ほら学校で習ったじゃん

知らない人には着いていっちゃダメだよ~って


「お邪魔します」


ここでアナタ誰ですかともきけず

結局部屋に案内する羽目に合った・・・


*




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