あなたの思いは何ですか？

「・・・今更って感じですよね

　すみません

　忘れてください・・・」


「違う」


何が違うって言うんですか


「僕はもう先生にはなれない」


だからもう

さよならなんですよ


「でも・・・・」


でも・・・？


「キミの恋人にならなれます」


・・・・何言ってるんですか


「そんなの反則ですよぉ」


私は雨に負けないぐらい

涙を流した

そんな顔を見せたくなくて

顔を隠す


「何故泣くんですか？

　僕は千咲には笑っていてほしい」


でも今は笑えないよ・・・


「私っ・・・なんかで

　・・・いいんですかっ？」


嗚咽でなかなか上手く喋れない

そんな私を

水姫は優しく抱きしめてくれた

そして


「千咲がいいんです」



*