あなたの思いは何ですか？

もう放課後だよ・・・


「千咲、がんばっておいで・・・」


「・・・うん」


よし！

ここまでくればもう勢いまかせだ！



――――――ガチャ


きた・・・・


「急に・・・・呼び出してごめんね・・・」


「いいよ・・・俺も言いたい事あるし・・・」


何！？

言いたい事って・・・

告白する前に断られるとか！？

どうしよ

ここは先に言っとくべき！？


「あ・・・あのね・・・」


「好きなんだ・・・」


・・・・・はい？

自分まだ言ってないよ？

心の声がもれちゃったかな～

とかじゃないでしょ！


「付き合って欲しい・・・・」


ん？

自分夢見てるの？


「何で泣くのさ・・・」


だって・・・

嬉しい・・・

彰君から言われちゃったけど


「私も・・・

　好き・・・・」

「え？」


え？はこっちの方だよ・・・


「ずっと好きだった・・・・

　彰君から話しかけてくれた時・・・・・

　本当に嬉しかった・・・」


初めて話しかけてくれた時

テストの点数見られた時だったよね

あの時も点数悪かったな・・・自分

その後もいっぱい

いっぱい話しかけてくれた


「一回話しただけで・・・

　喜んだり、落ち込んだりした・・・
　
　いつも彰君の事を思ってた・・・」


今日だって不安だった

彰君に振られるんじゃないかって

これから話もしてくれないんじゃないかって

でも勇気をだして言ってよかった


「大好きだよ」


・・・・ん？

さぁ問題です

私は今どんな状況でしょーか！

正解は抱きしめられてるでしたー

っておぉぉい！

えぇぇぇぇぇ！！

今ぎゅってされてる！



「大好きだよ」


心臓の音が聞こえるんじゃないかってくらい

心臓はとっても早くて

でもそれに反して時間は

とってもゆっくりと感じられた




*