隣のナイト幼なじみはヤンキー
「ただいまぁ~」


ウチに入ると、ママがちょうど出かけるところだった。


高校生のあたしより、オシャレ大好きなママ。


キレイなんだけど、リキのママみたくもうちょっと年相応の格好をしてほしい。





「花梨、ご飯は宅配頼んでね!」


「えっ。どっか行くの?」


「友達に映画誘われたの。ちょっと、行ってくるね」


「行ってらっしゃ~い」


ママを見送り、ため息をつく。


こんなことなら、リキのママとご飯食べてくればよかったかな。


ママは気まぐれで、自分ばっかりよく遊んでる。


家にいるときは、豪華なご飯作ってくれたりするけど、


こういうとき、あたしはほったらかし。



< 115 / 529 >

この作品をシェア

pagetop