隣のナイト幼なじみはヤンキー
「リキ、夜遊びしてっときパンパなくモテっからな~。花梨ちゃん、頑張れよ!オレは応援してる」


雷斗さ~ん、今の言葉で余計、不安になっちゃった。


リキ、モテるんだっ。


だよねぇ……。






「あっ、リキじゃん。花梨ちゃん、昼飯食った?オレのパンやるから、リキとどっかで食べてきなよ」


雷斗さんはうしろにリキの姿を確認すると、あたしにメロンパンを一つ渡して、そのまま廊下を歩いて行った。


雷斗さんにお礼を言うのも忘れ、呆然と立ち尽くす。


リキに聞くことがいっぱいありすぎて、何から話せばいいのかわかんないよ。







そのうち、リキがすぐそばまでやってきた。


「……花梨、雷斗は?」


「これくれた。でね、リキとお昼食べておいでって」


「……ふーん。花梨、昼飯は?持って来てねぇの?」


「うん。今日はママ、寝坊したから。ちょうど買いに行くところだったし」



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