隣のナイト幼なじみはヤンキー
小さい頃に、パパと……ね。



「ほ~お。ま、花梨ぐらい美人なら、男がほっとくわけねぇか。そりゃ、失礼しましたぁ。

おっ!噂をすれば。ご子息の登場!」



ウチの近くまで来たとき、桜太がピタリと足を止めた。



視線の先には、



白シャツに、ネクタイ。グレーのズボン……ウチの学校の制服を着た男子が、



こっちに向かって、歩いてきていた。



涼しげな目元を伏せ、歩きながら参考書を開いてる。



あれは……



リキ。



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