隣のナイト幼なじみはヤンキー
「そうだよね、会うわけないかっ。なんかねっ、行方不明になってるとかって友達が言うからぁ~。あはは、きっと冗談だと思う」


あたしがそう言うと、リキは少し考える風にしている。


「……何か、知ってるの?」


「いや、別に?じゃ、マジで帰る」


リキはそのまま、さっさと家に帰ってしまった。







結局坂部さんのことはわからずじまい。


けど、リキは何にも関係なさそーだし。


あたしも気にしないようにしよう。


あたしを襲った人だから、ヤキモチ焼いたリキが、坂部さんを病院送りにしたんだとしたら、
あらっぽいやり方だけど、あたし、感動しちゃうかも。


けど、そうじゃないみたい。


だよね。


坂部さん、あのまま逃げてったし、居場所だってリキがわかるはずがないんだから。





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