隣のナイト幼なじみはヤンキー
いきなりむせるおバカなあたし。


「げほっ、うぅっ、飲み物……」


雷斗さんがあわててジュースを飲ませてくれる。


「花梨ちゃんっ、悪い悪い。大丈夫?」


ジュースを飲み一息つくと……目の前にいる桜太と目が合った。


「花梨っ!?」


げ……ヤバッ!


逃げる必要なんてないのに、思わず逃げるあたし。


バーガーショップの外に出たとき、あっという間に桜太に追い付かれてしまった。







「花梨っ!?なんで逃げてんだよ」


「逃げてなんかっ……」


「お前が逃げるのは、やましいことをしたときだ!なんかあるな!?」


えーっ、どうしてそーなるの!?


やましいことなんて、ないんだけど。


けど、あたしもなんで逃げたんだろ。


逃げる必要なくない!?




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