隣のナイト幼なじみはヤンキー
「桜太、ギャルと一緒だったから……彼女?」


「いんや?クラスの女子。そういう花梨こそ、男と一緒だったよな。……しかも、かなりのイケメン」


桜太はバーガーショップの2階を見上げる。


「あれは……」


あたしがそこまで言いかけたとき、桜太の友達数人が店から走って出てきた。


「やっべーよ、ずらかるぜ!」


……?


「桜太も中に戻んない方がいいわ。ゴールドアイのメンバーが上にいる」


……え。


「マジかよっ!ヤバいな。花梨、帰るぞ。あっ、デート中か。じゃ、あの男に送ってもらえ」


桜太はどうも勘違いしてるみたい。


「花梨ちゃんがさっき一緒にいたヤツ……あれ、ゴールドアイの幹部だぜ?桜太わかっておいかけてきたんじゃねぇの?」



幹部っ!?


あたしが驚くのと同時に、桜太が叫んだ。


「なにーーーっ!!」



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