隣のナイト幼なじみはヤンキー
「花梨!!ゴールドアイに脅されてんのか?」


桜太に、ゆさゆさと揺さぶられる。


「ちーがーうってばぁ……あわわ……」


「リキと付き合ってんのか?だったらさっきの男はなんなんだっ!?二股かよっ」


違いますーっ!


「リキ……。そうだよ、その話を……今日は桜太にしにきたのっ。離してっ」


桜太の手を振り払い、胸を軽く押した。


「そうか……二股か」


「違ーう!さっきの人は、リキの友達だよ。でね、リキとは……えへへっ。付き合ってるの。ほんとつい最近からね」


あたしが照れながら言うと、桜太の顔が険しくなった。


「リキの……友達って」


あれ。


あたしがリキと付き合ってることは、どうでもいいのかな。


「そーだよ。雷斗さんて言って、リキと同じクラスで……」



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