隣のナイト幼なじみはヤンキー
「外で待ってる。学校まで送ってってやるよ」


えぇっ!あたし、リキと学校行きたいんですけど!?


迷惑~……。


朝ごはんを食べたあと、自分の部屋に戻り、リキのウチを覗く。


一緒に行く約束してないし、また先に行っちゃうのかな。


しばらくすると、玄関からリキが出てきた。


そして、そのままウチを素通り。


……やっぱり!あたしを置いてく気だ。


一緒に学校行くんだからっ!


その瞬間、桜太がいることもすっかり忘れ、急いで玄関を飛び出した。







「待て待て。リキを追いかけよーとしてもムダだから」


出た所で、桜太に腕をつかまれた。


「離してっ!リキがいっちゃうー……」


「アイツがゴールドアイ抜けるっつーんなら、話は別だ。花梨、説得できるか?」


「す、するっ!だから、離して」


「それなら、行けっ!」


やった!


あたしは急いでリキの元へと走った。



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