隣のナイト幼なじみはヤンキー
リキの後ろから追い付いて、肩で息をしながら声をかけた。


「リキ~、おはようっ」


リキはあたしを見て軽く微笑む。


う~ん、爽やかっ!


「なんで迎えに来てくれないの?一緒に行こーよ」


「花梨、オレとの約束破っただろ」


……え?


さっきまで微笑んでたリキは、なんだか冷ややかな笑みを浮かべていた。






「約束?なんだっけ……」


「桜太……」


「あーっ!うちの前にいたのは偶然なの。ほら、桜太ママからうちのママへ預かりものを……」


「へぇ。なに預かったわけ?」


「えっ?えーと」


適当な嘘をついてみたけど、リキに突っ込まれ、さっそくボロがでそう。



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