隣のナイト幼なじみはヤンキー
リキが去ったあと、桜太がニヒヒッて笑う。



「アイツさ、両親に全然似てね~よな。当麻叔父さんは男気あってカッケーし、さや叔母さんも優しくていいひとなのにさ。

リキ、全く愛想ねーっ!」



まぁ、確かに。



リキのお母さんもお父さんも、あたしと会ったらよく話しかけてくれるし、親切だし、いいひとたち。



リキは……どうしちゃったんだろ。



少なくとも、中学に入るまでは、優しかったよ?



いつから、変わってしまったのかな……。



「リキ、塾行くのに制服のまんまなんだね」



「勉強すんのに、着替える時間も惜しいんじゃねーの? 花梨とリキが行ってる高校って、レベルたけ~し。

花梨は塾行かねーで、よく授業ついてけるよな」


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