隣のナイト幼なじみはヤンキー
「泊まるんなら……覚悟はできてんだよな?」


ドキーッ!


覚悟って、アレですか!?


それはもう……。リキとなら、って思ってる。


「うん……」


「寝かせないけど」


「キャー!リキったら、どんだけエッチ~っ!?」


胸をボカボカ叩くと、リキはあたしの手を、あっさりと掴んだ。


そして、ニンマリと笑う。







「エロいのはどっちだよ。オレ、エロい話なんか、一言もしてねぇけど」


「えっ、寝かせないって……」


「ゲームの対戦しよーぜ?」


「ゲーム!?」


ひどっ!またからかわれた~っ!


「花梨がしたいなら、もっと違うゲームでもいいけど……」


リキはあたしの首筋にフッと息を吹きかけてきた。


「ひゃあっ!!」


「ガキだからな、花梨は。今みたいなんで、ひゃあとか……色気なさすぎ」


リキは苦笑すると、あたしから体を離し、部屋を出て行こうとする。



< 196 / 529 >

この作品をシェア

pagetop