隣のナイト幼なじみはヤンキー
そりゃ、色気なんてないですよーだ。


「リキ、どこ行くのっ!?」


「ウチの親、カレー作って旅行行ったから。下で食おーぜ」


リキはあたしを置いて、さっさと下に下りて行ってしまった。


色気ないし……料理もできないし…だから、こんな扱いっ!?


いきなりもっと甘くなるって想像してたのに~。


リキのバカっ。


期待しちゃったじゃんか。


そっか……泊まりっていっても、エッチな妄想する必要なかったんだね。


リキは純粋に本当に一人で過ごす夜が寂しかっただけなんだ。


かわいいヤツっ!


今夜はリキが寂しくないよーに、あたしが側にいてあげるからね。


ゴールドアイが、残酷で卑劣な人の集まりだなんて、やっぱり桜太の勘違いなんだよ。



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