隣のナイト幼なじみはヤンキー
「……しよっか」


ドキッ。


リキの言葉の意味は……。ゲームじゃないよねっ!?


「え……えっと……するって……」


恥ずかしくって、リキの顔を見てられない。


「花梨、初めてだろ。痛かったら言って」


痛かったら!?


やっぱり、そーいうことだよね?







え……怖いっ。


噂に聞くけど、実際どんな感じか想像つかないよ。


リキはあたしに何度かキスをすると、甘い吐息を吐いた。


……うわぁっ、ヤバい。


色気たっぷりのリキに、あたしのドキドキは止まらないっ!







そのうちリキは、あたしの服の上から、体をゆっくりと触ってきた。


……ひゃあっ。ゾクゾクする。


だけど、色気ない声出しちゃダメっ!!


グッと目をつぶり、体を固くした。


「花梨、オレを見て……」


リキの言葉で目を開けると、なんだか切ない瞳であたしを見下ろしている。


「リキ……」


「目ぇつぶってんなよ」



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