隣のナイト幼なじみはヤンキー
「嘘ついたのは……ゴメンなさい。だけどっ」


「嘘つかなきゃできないようなことをするんじゃない。花梨には、ガッカリした……」


パパ……。


そんなこと、言わないで?


怒ってるというよりかは、疲れた表情であたしを見ている。


リキは俯いたまま、なにも言おうとはしない。


何か言ってよ。


黙ったままじゃ、パパに誤解されたままだよ?


リキ……!?







「花梨……悪かったな」


……え?


リキは目も合わさず、そのままウチの中に入って行ってしまった。


どうして?どうして謝るの?


パパに弁解してよ。


あたしが好きだったから、抱きたかった……って。


全然、軽率な気持ちなんかじゃなかったって。



< 205 / 529 >

この作品をシェア

pagetop