隣のナイト幼なじみはヤンキー
「リキ!」


リキを追いかけようとしたら、パパに引っ張られた。


「今日は……帰るぞ」


「…………」


パパから目をそらしたら、地面に転がってる桜太と目が合った。







「桜太のバカっ!!覗きなんか、サイテーなんだから」


「いや、オレは覗きたくて覗いたわけじゃねーぞっ!?」


リキとのあんなシーンを、見られてた……。


恥ずかしいを通り越して、怒り以外の何物でもないんだから。


パパについてウチに入ると、何も言わずに、そのままリビングへ入ってく。


リビングには、イチゴのホールケーキが置かれていて……


それを見て、ハッとした。







今日は……ママの誕生日だ。


それなのに、ママは勝手に旅行に行っちゃったんだ。


「花梨、ケーキ食べるか?」


さっきまでのことが何でもなかったかのように、笑みを浮かべるパパ。


「うん!」


紅茶をいれて、パパと一緒にケーキを食べた。



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