隣のナイト幼なじみはヤンキー
「ふーん……」


パパは何か言いたげにして、考えこんでる。


「あたしも……初恋がリキで。だから、好きって言ってもらえて嬉しかったの。

今日は……リキが一人で寂しいって言うから、ずっと一緒にいてあげたいなって思ったんだ」


「そうか。優しいな、花梨は」


「そっ、そうかな。えへへ」


「だけどウソはよくないぞ」


「はーい」


「マジメな気持ちで付き合うつもりなら……ちゃんとオレに挨拶来いって言っとけ」


「えーっ、リキに!?」


「当たり前だろ。隣のウチの親父見てみろよ。いつでもどこでもベタベタ……。

きっとリキくんも、あの素質はあるぞ?目の前でされたらムカつくしな。それだけはすんなって言っとかねぇと」


パパ、実は嫉妬深いとか!?


あたしがリキとベタベタするの、見るのイヤなんだっ。


パパもかわい~!




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