隣のナイト幼なじみはヤンキー
「大丈夫だよ。リキは、クールだし、普段もそんなにベタベタしてこないよ?甘~くなるのは、たまにだけ。えへっ」


想像したら、ニヤけてきた。


「そうか。オレも、一度リキくんとちゃんと話したいしな」


「リキに伝えとくね」


「あぁ……」


パパとリキが打ち解けて~、親公認の仲になっちゃうかも!


あたしの頭の中は、幸せオーラでいっぱいになっていた。








次の日。


朝、自分の部屋でリキが出てくるのを待ってた。


なかなか出て来ない。


いつもなら、もう出てきてもいい頃なのに。


気になって電話をかけると、リキに『頭痛すっから、学校休む』って言われた。


『昨日パパが殴ってゴメンね』って謝ったら、


『親が娘の心配すんのは当然だし』って、なんだか理解ある返事が返ってきた。


とりあえず、昨日のことを、怒ってはないみたい。


……早く帰ってきて、リキの看病しよう。


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