隣のナイト幼なじみはヤンキー
親より面倒くさーい!桜太は一体、あたしの何っ!?


「口出して来ないでよね。ゴールドアイのことは、ちゃんと話すもん」


「マジか?早くしろよ。最近アイツら妙な動きしてるらしーからな。リキが巻き込まれる前に、脱退させろよ」


そうなんだ……。


ヤンキーの世界のことはよくわかんないけど。


「わかったから!離してっ。学校遅れちゃう」


「チャリ取って来る。うしろ乗れ?」


桜太は走って門の中に入って行った。


自転車なら……早いよね。


さっきまで反発はしてたけど、乗せてもらっちゃおーかな。






ボーッと立ってたら、また腕をグイと引かれた。


「もう、桜太痛いっ!!……あれっ、リキ!?」


振り向くと、なぜかうしろにいたのは私服姿のリキ。


「お前ら朝からうるせー。寝れねぇっつの……」


「ゴメン。頭痛いんだよね」



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