隣のナイト幼なじみはヤンキー
「違うんだ?ならちょっと冒険してみない?これ、おいしーよ」


遊くんは、自分が作ったグラスをあたしに差し出す。


さっきまでは透明だったグラスの中身は、今ではピンクのキレイなグラデーションができあがっていた。


「うわぁ……キレイ」


「一口飲んでおいしかったら、オレにキスして?

そしたら花梨ちゃんに、もっとおいしードリンクつくってあげる」


「……えっ!?」


「ご褒美ないと、動かないからオレ。ほっぺにでいいから……ねっ?」


夢と同じ顔してるだけに、嫌悪感がわいてこないのが不思議。


夢のお兄ちゃんだし、無下に断ったら角がたつかな……。



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