隣のナイト幼なじみはヤンキー
「花梨、来た来たっ!」


あたしたちの目の前の道路に横付けされたのは、真っ赤なスポーツカー。


え……コレに乗るの?


夢のテンションは上がりまくりだけど、あたしは一瞬引いちゃう。


運転席の窓が開き、夢の彼氏が笑顔で手を振る。


茶髪でイケメン。一見、かなりチャラい。


けど夢が言うには、夢が初めての彼女なんだとか。


「待たせてごめんな。さ、うしろ乗って」


言われて、夢は助手席に。あたしは後部座席に乗ることになった。


足元、狭っ!


それに、あたしの新しい王子様はどこっ!?


てっきり一緒に来るんだと思ってた。



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