隣のナイト幼なじみはヤンキー
リキの首のうしろに手を引っかけ、しがみつくようにして顔をあげる。


リキはあたしを見て、ちょっと迷ってるように見えた。


「……ワガママ言ってんなよ」


「ワガママかなぁ。リキともっと、ベタベタしてたいよ」


甘えるように言うと、リキはあたしの頭をギュッてしておでこにキスをくれた。


「さっき散々したろ?」


「足りない……」


「ったく、途中でやめさせといてよく言うよな……。寸止めさせられたオレの身にもなれよ」


「あははっ、そうだけど」


「今日はやめたけど……。花梨の方からあんま誘ってくると、歯止めきかなくなるかも。それでもいー?」


リキは甘ったるい笑みを見せて、あたしの唇を、指でそっとなぞる。


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