隣のナイト幼なじみはヤンキー
「どーして?」


「どうしても。今日だって、オレが行かねーと始まらないからな。みんなを裏切るわけにいかないし?」


その、みんなは……あたしより大切なの?


聞きたかったけど、なんか重い女のセリフみたいだし、言えなかった。


「ふーん……」


「その分、明日の夜一緒にいようぜ?もちろん、おじさんが帰ってくるまでの間だけどな」


リキはあたしの頭をなでると、そのまま1階におりて行ってしまった。


……明日が、楽しみ。


だけど、なんだかモヤモヤが残る。


リキにとって、ただの暇つぶしに過ぎないって言ってたゴールドアイは、


なんだかあたしの方が、軽んじられてる存在のような気がしてしまった。


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