隣のナイト幼なじみはヤンキー

「もしかしたらー、生き別れた兄弟とか？ゴールドアイで再会！みたいな」


「桜太、冗談言ってる場合じゃないからっ」


「いや、マジで。ウチの親父の話だと、当麻叔父さんのウチって結構面倒くせぇみたいだし？」


「それが、双子とどういう関係があるわけ？」


「当麻叔父さんって、親の会社で働いてんじゃん。社長……リキのじいさんがやたら権限握ってて、

子供が産まれたときも、当麻叔父さんに育てさせるのは不安だから、引き取るとかってかなりモメたらしーからな」


「なにそれ!?」


「かなり傲慢なじいさんらしーぜ？結局当麻叔父さん、海外に飛ばされて……」


だからな……って、桜太はあたしの耳元に顔を寄せてくる。