隣のナイト幼なじみはヤンキー

桜太を助ける方法

５人を相手にするなんて……無理だよ。


次々と襲いかかってくる男たちをよけ、パンチやキックを繰り出す桜太。


だけど相手も強いし、桜太の体力だっていつまでもつかわからない。


そのうちの二人は、桜太のパンチのあたりどころが悪かったのか、その場に伸びてしまっていた。


「アイツ、なかなかやるな」


派手なシャツの男が、楽しそうに口笛を吹く。


周りで見ていたヤンキーたちも、ケンカを見て嬉しそうにしていた。


「こんなことして……何が楽しいの？頭おかしいんじゃない!?」


「うるせーな。お前は黙って見てればいーんだよ」


「痛っ」


腕をねじられ、鋭い痛みがはしる。