隣のナイト幼なじみはヤンキー
少し埃をかぶっていて、色褪せている分厚いモノ。


それは……。


「何?これ……」


「アルバムだ」


「……あたしに桜太の幼少期を語ろうってこと?別に聞きたくなーい」


「ちげーよ!黙って中見てみろ」


なんなのー?


あたしはそのアルバムをめくっていく。


あはっ、産まれたての桜太だ。


全然面影ないな~って、当たり前か。


顔、しわくちゃだし。


「……猿みたい」


「るせっ。めちゃくちゃかわいくねーか?」


「自分で言ってるしー」


「んなこたーどうでもいいから、早く次めくれよ」


何させたいわけ?


あたしはアルバムを、次々とめくっていく。



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