隣のナイト幼なじみはヤンキー
「えっ、いやいや……」


「なんだ?お前、もしかして……。いつも反発してくるのは、照れ隠しか?」


いや、違うしっ。


ていうか、どいて!


桜太の胸を軽く押し返すと、その手を軽く掴まれた。


「そーいや花梨、ガキん頃オレのこと好きだったよな?

ホレ、中学校に上がる前にバレンタインのチョコマジな顔してくれたときあったじゃん」


うわ……。嫌な思い出を……。


今それ、思い出したくなーいっ!!


ていうかっ、あのときは、ただの気の迷いっていうかぁ……。


「そーか、そーか。リキはカムフラージュか?実は本命は、オレだった、みたいな」


「ちっ……違っ」


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