隣のナイト幼なじみはヤンキー
「どうって……適当なヤツらとしゃべってれば?」


「む、無理だよ!知らない人ばっかだし」


しかも、周りみんなヤンキーだよ!?


「もーすぐ雷斗も戻るし、花梨のダチも来るだろ。……それとも、アッチ来るか?濃い話ばっかだけど」


リキは、自分がさっきいた場所を指す。


そんな……。


「あたしの側にいてよ……」


心細くなってそう言ったら、リキがあたしに近付いてきた。


「一人じゃ……寂しい?」


「…………」


コクンと頷くと、リキはあたしの肩を抱き、顔を近付けてくる。


頬にフッと息がかかり、ギュッと目をつぶった。


……んっ。



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