隣のナイト幼なじみはヤンキー
「そんな……」


この前、あたしがイヤだって言ったらやめてくれたリキはどこに行っちゃったの?


「ひどいよ……どうして、そんなこと言うの?」


「昨日の今日で、懲りないよな、お前も。わかっててついて来たんだろ?だったら素直に抱かれろよ」


リキに、力強く腕を引っ張られる。


「……イヤっ!!」


なんか……違う。こんなの、あの優しいリキじゃない。


腕がちぎれそうに痛いのに、リキはあたしの腕にかける力を、一向に弛めてはくれなかった。


やっとのことで振り払うと、リキはあたしを見て舌打ちした。



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