隣のナイト幼なじみはヤンキー
リキはあたしに、何の感情も持たない視線を向けてくる。


「オレのオンナ」


ズキッ。


言われて嬉しい言葉のはずなのに、胸が痛んで仕方がない。


戸惑ってると、ポニーテールの子は、あたしを見てクスクス笑いだした。


「へー。こーいうタイプもイケるんだ?世間知らずのお嬢様っぽいね。ケイ、騙しちゃダメだよー」


確実にバカにされてるよね。それにあたし、騙されてなんかないしっ。


リキはきっと、あたしが昨日勝手なことしたから怒ってるだけで……。


「金持ってそーだから、遊ぶのにちょうどいいと思ったらさ、ヤらせてくんないんだよなー。つまんねーオンナだよ」


なっ……。


そんなの、ウソ。


リキ、ウソだよね!?



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