隣のナイト幼なじみはヤンキー

「里沙ちゃん、ケイと……したの？ねぇっ」


そんな子が、普通にリキの周りにいるって、すごく嫌だよ！


「自分はさせないのに、気になるんだ？調子いいヤツ～。

ケイに、早くオンナにしてもらえばいーのに。すごーく、優しくしてくれるよ？」


里沙ちゃんは、あたしを見つめてクスッと笑う。


その表情は、なんとも言えないぐらい妖艶で……


あたしの知らない世界を、たくさん知ってる顔に見えた。


「やっぱり……里沙ちゃん」


「教えてあげない」


里沙ちゃんは意味あり気に笑うと、そのまま他の集団のところへと消えていった。


里沙ちゃんがリキとしたんだと思ったら、すごく嫌な気分になってきた。


モヤモヤ、モヤモヤ……。