隣のナイト幼なじみはヤンキー
ガクンッ!


坂部さんは、あたしの上に覆いかぶさるようにして、イスのリクライニングを下げてきた。


うわっ……何っ!?


「……髪、サラサラだね」


ひっ……。え、ヤダ。


ちょっと、ちょっと、坂部さんっ!?


坂部さんは、あたしの髪を優しくなでてくる。


そして、もう片方の手で……制服のリボンを引っ張った。






なに、コレ……。


展開、早すぎないっ!?


「あっ……あの。あたし、まだそーいうのは……」


ラブラブ期間を過ごしてから、別れ際に初めてのキス、じゃないの!?


いきなりこんな事になるなんて、聞いてないからーっ!



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